ピアノの練習で常に意識したい事の一つに手の形があります。
よく、
「手を丸く、猫の手で弾いてね」
と言われたりしますね。
なぜ手を丸くして弾かなければいけないのでしょう?
いくつかの理由がありますが、そのうちのひとつについてお話しします。
ピアノには88個の鍵盤があります。
この鍵盤を10本の指で、思い通りに操れるようになると、どんな曲でも弾けるようになりますね!
そのために練習をしていると言っても過言ではありません。
この88個の鍵盤の上を自由自在に移動するためには、10本の指が鍵盤を押す前にいつも鍵盤のうえにある状態でコントロール出来ることがとても大切です。
指先が伸びた状態で鍵盤にのせると人差し指、中指、薬指、は鍵盤の上にのりますが、親指と小指がのりませんね。
では、指先を丸めた状態だとどうでしょう。
指先をコントロールして5本の指をのせることが出来ます。
この指先をコントロール出来るという事がとても大切です。
この音を弾きたい!
という時に、素早く指先が鍵盤の上を移動することができます。
ですから、手を丸く、猫の手で弾く事が大切なのです。
【ピアノ練習法】なぜ手の形が大切なの?②
なぜ手の形が大切なの? ①では「指先のコントロール」を挙げました。 今回は「脱力」に注目します。「脱力」については、『手の形』というカテゴリー以外にも、 音色、…